【2026年独占追跡】ハイヒール モモコが選んだ「次の一手」——爆走する60代、関西芸能界の女帝が企てる令和メディア革命の全貌
ハイヒール モモコの勢いが止まらない。漫才コンビ「ハイヒール」を結成してから長きにわたり、大阪のTV画面を彩り続けてきた彼女だが、2026年を迎えた今、その活動領域は従来の放送局の枠組みを完全に踏み越えつつある。今月に入り、長年収集してきたハイブランドコレクションの一部を自ら手掛けるデジタルオークションへ出品したニュースは、業界内に大きな衝撃を与えた。画面越しに見せるいつもの弾ける笑顔の裏で、一体どのような地殻変動が起きているのか。独占取材で浮かび上がったのは、過酷なエンタメ界を生き抜いてきた泥臭くも極めて合理的な生存戦略だった。
ベテラン芸人としての確固たる地位に甘んじることなく、常に新しいプラットフォームへ突撃するハイヒール モモコの姿勢は、若い世代のクリエイターからも熱い視線を浴びている。彼女が発する言葉には、計算された自己プロデュースと、関西の街で育まれた生の生活実感が同居する。テレビというマスメディアが転換期を迎える中で、彼女はいかにして自身のブランド価値を再定義し、新たなファン層を巻き込んでいるのか。現場の証言をもとに、その「生き方の美学」に迫る。
シャネルコレクション一部売却の真意——「モノ」から「体験」への投資シフト

彼女の代名詞といえば、誰もが思い浮かべるのが超一流ブランド・シャネルへの偏愛だ。自宅の専用クローゼットに並ぶ希少なヴィンテージバッグやアクセサリーの数々は、テレビ番組でも度々取り上げられ、お茶の間の語り草となってきた。しかし今年、その一部を大規模に手放すという決断を下した。
単なる「断捨離」や資産整理だと受け取るのは早計だ。彼女自身の弁によれば、これは次のフェーズへ進むための資金流動化だという。「モノを集めて眺める時代はもう終わり。これからは、それを使って誰と何をして遊ぶか、どんな体験を作るかが勝負なんよ」。売却益の多くは、若手タレントと共同で展開するショート動画制作プロジェクトや、自身が主宰する新しいグルメファンコミュニティの基盤システム構築へと投じられている。
相方・リンゴとの絶妙なディスタンス——「ベタベタしない」から40年以上続く関係
お笑い界において、長寿コンビの秘訣は常に注目を集めるテーマだ。「ハイヒール」の場合、その答えは徹底したビジネスライクな距離感にある。楽屋は別々、プライベートでの不要な干渉は一切なし。だが、カメラが回った瞬間に火花を散らすような即興の掛け合いが生まれる。
相方のリンゴが知性派コメンテーターとして東京の報道番組でも存在感を示す一方、モモコは大阪の街場に根ざした「生活者目線」を徹底的に研ぎ澄ませてきた。この明確な役割分担こそが、互いの領域を侵さずに高め合う最強の安全装置となっている。互いに依存せず、個々のピン活動を充実させることで、コンビとしてのブランド価値を常にフレッシュに保ち続ける技術は、現代のペアワークの模範とも言える。
TikTokとYouTubeで爆発する「モモコ節」——Z世代が共感するリアルな本音
テレビでの活躍はもちろんのこと、現在彼女が圧倒的なエンゲージメントを誇っているのがSNS動画コンテンツだ。特に若年層が集まるShort動画市場において、彼女の飾らないトークスタイルが予想外のバズを引き起こしている。
「安くて美味しい店の見分け方」や「図々しくならずに得をする交渉術」といった、極めて実用的な大阪の知恵を15秒で語り尽くす動画は、10代〜20代の視聴者から「スカッとする」「人生の教科書」と大絶賛されている。フィルター加工で綺麗に見せることばかりに注力する若手インフルエンサーが多い中、すっぴんでカメラの前に立ち、容赦なく本音をぶちまける姿が、かえって新鮮なリアルとして受容されているのだ。
「安くて美味い」の極致——大阪万博を経た関西食文化を支える独自のネットワーク
彼女のもう一つの顔が、圧倒的な情報量を誇るグルメ通としての側面だ。ミシュラン星付きの高級店から、裏路地のディープな立ち飲み屋まで、そのネットワークは底が知れない。しかも、単に食べるだけでなく、店主の人柄や店の経営状況まで目配りする情の厚さを持つ。
関西圏での大型イベントがひと段落した2026年の今、地元の飲食業界は新たな客層の開拓に苦戦している。そうした中、彼女が動画やコラムで紹介した店舗には、連日長蛇の列ができる。「私が紹介するのは、本当に頑張ってる美味しい店だけ。銭金じゃ動かへん」。この揺るぎない信条が視聴者との強固な信頼関係を生み、外食産業の活性化に一役買っている。
母として、女性として——家族の節目を越えて手に入れた「自由な生き方」
長男、次男、そして長女の成長と独立を経て、彼女のライフステージも大きな転換期を迎えた。子育てをやり遂げた達成感とともに、今彼女の前に広がっているのは、完全に自分自身のためだけに使える時間とリソースだ。
かつては仕事と家庭の立派な両立を模索し、多忙を極めた時期もあった。しかし現在は、「肩の力を抜いた自然体の自分」を楽しんでいるという。年齢を重ねることを恐怖と感じず、むしろ経験という武器が増えるチャンスと捉える前向きな姿勢。同世代の女性たちにとって、彼女の生き様は「老後の不安」を吹き飛ばす強力なエンパワーメントとなっている。
60代の「現役力」——バイタリティの源泉と次代へのメッセージ
早朝からのロケ、夕方の生放送、そして夜の動画編集指導まで、彼女のスケジュール帳は今も隙間なく埋まっている。その超人的なタフネスは一体どこから湧き出てくるのか。
取材の最後に「今後の目標」を尋ねると、彼女はいたずらっぽく笑ってこう答えた。「目標なんか作ったら、そこで止まってまうやん。毎日面白いこと探して、笑って、美味しいもん食べて、文句言って、また笑う。それだけよ」。時代の移り変わりを軽やかに乗りこなし、常に自分自身を更新し続ける。ハイヒール モモコという生き方は、変化の激しい現代を生きるすべての人々にとって、最も力強い道標となりそうだ。 (出典: ハイヒール モモコ(Yahoo!ニュース))