【2026年現地レポ】ソウル「高速ターミナル」が世界最高峰のスマート地下街へ進化!GOTO MALL大改修と激変した最新の旅スタイル
高速 ターミナルは、韓国ソウルを訪れる日本人旅行者にとって長年「ショッピングの聖地」であり続けてきたが、2026年に入りその姿を劇的に変貌させている。かつては雑多な店舗が無限に続く安売り地下街という印象が強かったGOTO MALL(江南ターミナル地下ショッピングモール)だが、大規模なスマートインフラの導入と空間再編を経て、世界最高峰の都市型地下商業施設へと生まれ変わった。平日の午前中にもかかわらず、改札を出た瞬間から熱気に満ちた人波が押し寄せ、日本語や英語が飛び交う活気は以前にも増して凄まじい。
日韓を結ぶ格安航空会社(LCC)の増便や週末弾丸旅行の定着も手伝い、旅行者が空港から直接この巨大な高速 ターミナルへと向かう動きが完全に定着した。スーツケースを預けて即座に最新トレンドの服や雑貨を仕入れ、そのまま長距離バスで地方の観光地へと旅立つスタイルが、ミレニアル世代やZ世代のスタンダードになりつつある。現地を取材したこの日も、両手に大きなショッピングバッグを抱えた若い旅行者の姿が絶えなかった。
2026年に完了した大改修!GOTO MALLのスマート地下街化とAI免税システム

約800メートルにわたって直線状に伸びる地下通路に足を踏み入れて、まず目を見張るのがその清潔感と先進的な設備だ。2025年末から段階的に進められていた全面改修工事が完工し、通路全体の照明は自然光に近い調光LEDへと刷新。空調システムも大幅に強化され、かつての「地下特有の混み合った空気」は完全に解消された。
最大の目玉は、全店舗に一斉導入された「即時パスポート読み取り型AI免税決済端末」だ。買い物客はレジでパスポート(またはデジタル渡航ID)を専用リーダーにかざすだけで、その場で消費税分が引かれた金額で購入できる。空港の免税カウンターで長時間並ぶストレスや、細かなウォン紙幣の計算に悩まされる場面は完全に姿を消した。
都内から友人と訪れていた20代の女性客は、「以前は免税レシートの束を大事に保管して帰国時に慌てて手続きしていましたが、今はスマホひとつで即時免税が完了するので買い物のスピード感が段違いです」と満足気な表情を浮かべる。
なぜ今、再び若者が殺到するのか?Z世代を魅了する「激安×高クオリティ」の最前線

世界的な物価高が続く2026年現在にあっても、1万ウォン(約1,100円)から2万ウォン帯で手に入るトレンドアイテムの豊富さは健在だ。しかし、いま若者を惹きつけている理由は単なる「安さ」だけではない。商品のクオリティとデザイン性が大幅に引き上げられている点にある。
かつてはノーブランドの定番商品が大半を占めていたが、最近ではソウルの新鋭デザイナーやローカルブランドがGOTO MALL内に実験的なポップアップショップを連ねるようになった。東大門(トンデムン)などの卸売市場と直結したサプライチェーンにより、SNSで今まさに流行しているシルエットや素材のアパレルが、わずか数日のラグで店頭に並ぶ。
商品の入れ替えスピードも凄まじい。あるショップのオーナーは、「毎週来ても新しいデザインが見つかるスピード感を維持しています。特に日本のZ世代のお客さまは、TikTokやInstagramの最新動画で見かけたコーディネートをそのまま探しに来られるため、在庫の回転率は過去最高レベルです」と話す。
広大な地下を迷わず攻略!AIマップと多言語音声ナビの実力

「高速ターミナル駅はあまりにも広すぎて迷子になる」——長年旅行者を悩ませてきたこの問題も、2026年最新のデジタル技術によって過去の懸念となった。施設内の主要な分岐点に設置された大型インタラクティブサイネージは、スマートフォンのAR(拡張現実)ナビ機能と完全に連動している。
端末のQRコードを読み込むと、自身のスマホ画面上に実際の地下街の映像が映し出され、目当ての店舗番号やトイレ、コインロッカー、地下鉄の改札口へのルートが矢印でリアルタイム表示される仕組みだ。
日本語、英語、中国語に対応した音声ガイドの精度も極めて高く、混雑した人ごみのなかでもスムーズに目的のショップへ辿り着ける。「迷う時間がなくなったことで、短い滞在時間でも行きたい店をすべて効率よく回れるようになった」とリピーターからの評価もすこぶる高い。
地方都市へのアクセス拠点!バスチケット予約のデジタル一本化で旅が激変
地下ショッピングモールのすぐ上階に位置する「京春線・湖南線高速バスターミナル」も、外国人旅行者にとっての使い勝手が根底から見直された。以前は外国人旅行者最大の障壁だった「海外発行クレジットカードによる事前オンライン予約の制限」が全廃されたためだ。
2026年現在の統合移動アプリを使えば、日本のクレジットカードやApple Pay、Google Payを利用して、ソウル発の全国各地行きプレミアムバスの座席を事前に数タップで確保できる。Wi-Fi完備で個室レベルのリクライニングシートを備えた最新高速バスの人気は高く、ソウル滞在のついでに慶州(キョンジュ)や全州(チョンジュ)、釜山(プサン)へと足を伸ばすマルチ都市周遊スタイルが急増中だ。
ソウル一極集中の観光から、地方の魅力的なカルチャーや自然を巡る新しい旅の潮流において、このターミナルが果たす「ハブ機能」はかつてないほど高まっている。
買い物だけじゃない!新設されたグローカルグルメ街「新世界スイートパーク」との相乗効果
ショッピングの合間に味わうグルメの進化も見逃せない。地下街と直結する新世界百貨店 Gangnam(江南店)が大規模リニューアルを経てオープンした食のテーマパーク「スイートパーク」およびフードホールは、連日入場制限がかかるほどの賑わいを見せている。
ここでは、世界的な有名パティシエの限定ブランドと、韓国伝統の薬菓(ヤッカ)や開城(ケソン)ジュアクなどを現代風にアレンジした「K-ディザート」が競演。地下街の安価でエネルギッシュなストリートフードで小腹を満たしたあと、百貨店の洗練された空間で本格派スイーツとリッチなコーヒーを味わうという、メリハリの利いた回遊ルートが定着している。
テイクアウト可能な限定パッケージ商品も豊富で、日本へ持ち帰るセンスのいいお土産を調達するスポットとしても人気が集中している。
日本人旅行者が知っておくべき2026年最新の注意点とおすすめ訪問時間帯
最後に、現地をより快適に巡るための実践的なガイドをまとめておこう。かつてに比べてスマート化が進んだとはいえ、混雑のピーク時間帯を避ける知恵は依然として不可欠だ。
平日であっても17時以降の夕方時間帯は、地下鉄の通勤客、帰省や出張のバス利用者、そして買い出し客が一堂に会するため、通路の移動すら困難なほどの混雑となる。狙い目は何と言っても開店直後の午前10時30分から12時前までの時間帯だ。商品が充分に補充された直後で通路も空いており、フィッティングやスタッフとのコミュニケーションも落ち着いて行える。
また、キャッシュレス化が加速した現在でも、地下街の個人商店では「現金払いまたはチャージ式プリペイドカード(NAMANEカードやWOWPASS等)での決済時に追加割引」を適用する文化が一部残されている。旅行前にプリペイドカードへ十分な残高をチャージしておくか、一定額のウォン紙幣を手元に用意しておくことが、スマートかつお得に買い物を楽しむ最大のコツと言えるだろう。 (出典: 高速 ターミナル(Yahoo!ニュース))